SEOコラム

クリニックのSEO対策は内製か外注か、判断基準を解説

By 2026年8月12日No Comments

こんにちは、クリニックWeb総合研究所代表の濱谷です。

今回は、クリニックのSEO対策を専門に行う私が、クリニックのSEO対策について外注すべきかどうかについて解説していきます。

私のこれまでの知識、経験を踏まえた主観大有りで話していきますので、そのつもりで聞いていただけたらと思います。

結論:外注一択です。

最初に結論ですが、クリニックのSEO対策については外注一択です。

もちろん、私は支援する側なのでそう言っているという部分もあるとは思いますし、実際主観も入っていますが、いくつか考える中でも理由とともに軽くお話ししていきます。

理由①自院でやろうとしても失敗するケースがあまりに多い

私はこれまでこの業界で10年にわたって様々なクリニックさんをご支援させていただきましたが、ご相談を受ける中で

「自分でSEO対策をやろうとしてみたものの(もしくは実際にやってみたものの)うまくいかなかったので相談させていただきました」

というケースが非常に多かったです。
この世の中、ネットや本には情報が溢れ、何か聞きたいことはAIにも聞けるようになった時代、SEO対策の情報自体は探そうと思えば探せる時代です。
それでも正直うまくいかないケースがほとんどです。(少なくとも私が知る限りでは)

それはなぜか、

「自分のやっているやり方が、正しいやり方かどうかが分からないから」です。

一言にSEO対策といっても、同じ情報を得てそれ実際にどう処理するかは人によって大きく異なります。

実際のところSEO対策に限った話ではありませんが、「教えてもらった通りにやっているんだけどうまくできない」というのはどの業界でもよくあることかと思います、本人は情報通りにやっているつもりだけどそれが実際にはうまくいかないというケースです。

これは答えのあるようなケースであればまだ良いですが、SEO対策なんていうのは答えがあってないような世界です。
日々アルゴリズムは変わります、「このやり方が効果テキメン!」なんてトレンドが出ることはありますが、まあ1年も立てば古い情報になってたりはザラにあります。

SEO対策では検索アルゴリズムの性質上、少なくとも数ヶ月〜半年は効果が出るまでに時間を要することを前提に組み立てることが必要です。もちろん対策を行ったから必ず結果が出るわけではありません。

その絶対的な正解のない世界の中で、必死に答えを探し求めて半年以上にわたって努力を継続し続けた結果、成果となって現れるかもしれないという世界です。

ただ、正解のない世界と言っても、その長年の経験と最先端の知識から勘所がうまくわかっている者と全くそうではない者では、成果への現れやすさが正直大きく異なります。(これはSEO対策に限らず、どの世界でもそうだと思います。)

コンテンツの制作など半年や1年継続して努力を続けていく中で、果たして今続けている努力は方向性としてあっているのかどうなのか、それを自信を持って判断できるかどうかというのは、初心者ではわかりません。

そして結果として、私の方へ相談に来られた際に、それが正しいやり方ではなかったというのに気づかれるのがよくあるケースです。

理由②結果的に余計にコストがかかっているケースが多い

SEO対策の外注に関してよくあるのが、「業者に依頼すると高い」と考えるケースです。

怒られるかもしれませんが、ぶっちゃけて言えば、「高い」とこは結構あります。

ただ、決してそうではないところ、妥当なところももちろん少なくありません。
正しい業者選びさえできれば(後述しますがここが重要なポイント)、外注した方が良いと考えています。

というのも、自院で内製するとしても、内製にかける時間はしっかりコストとなっているからです。
院長の時間もスタッフの時間もタダではありません。
特にSEO対策の場合は、本当にしっかり効果が出るように真剣にやると通常多くの時間が取られます。
プロがやってもそうなので、院長やスタッフさんたちがSEO対策を半年や1年かけて取り組んで、結果として正しいやり方ではなかったという先述したようなよくあるケースでは、結果としてそこにかけた時間やお金(院長やスタッフさんたちの時給)分、余計にコストがかかっている、早い話が最初から専門家に頼んでおけばよかったということになりやすいわけです。

SEOを外注するデメリット

じゃあ外注のデメリットがないのかと言われると、外注にもしっかりデメリットはあります。
というより、このデメリットは外注を考える上では非常に大きな要素と言っても良いです。

SEO外注のデメリット:適切な業者選びが必要となる

SEO対策を外注する上でデメリットとなるのはなんと言っても「適切な外注先(業者)選び」です。

SEO対策はフリーランスから大きな会社まで大小様々な外注先候補があります。
価格的にも安いところから高いところまで多々あります。

大きいところに頼めば質としてはある程度担保される一方で金額的にはどうしても高くなりがち、反対にフリーランスのような支援先に頼めば安い一方で質が疑われるケースもあります。
結局のところ、価格と質はある程度トレードオフな関係性であるところは否めないのですが、それでも自分が納得できる予算感の中で最適な業者選びができさえすれば外注がおすすめだと私は結論づけています。

この辺りは以前こちらでも色々と語っているのですが、いくつかポイントはあります。
特にクリニックのSEO対策は他の業界とは違った特徴的な部分もあるのでそれを抑えるのが重要です。

業者選びのポイント①SEO対策の月予算はせいぜい15〜35万円、高くても50万円程度

SEO対策を業者に依頼する際の予算としては保険診療のクリニックに限って言えば、せいぜい15〜35万円程度と考えています。

自費クリニックの場合、そもそも広告にかける予算規模が違うのと、そもそもWeb集患における攻め方が保険診療のクリニックとは根本的に異なるのでここでは対象外とします。自費診療のクリニックの場合、SEO対策は保険診療と比べてそこまでお金をかけて注力して対策すべきだとは私は思っていないので(それよりもSNSマーケティングなどにしっかりコストをかけるべき)。

ここではあくまで保険診療のクリニックを前提考えた話です。

そうするとクリニック側としてかけられる予算の大体の範囲や、SEO支援側の工数や労力など総合的に見積もって、おおよそ15〜35万円程度が妥当なところだと考えています。
ただしこれはあくまで私のいち意見で、「10万円未満程度の予算でこんなに質が良く、支援内容も充実しているのか!?」なんてところもあるのかもしれませんが。
ある程度の質を確保しようとするのであればこれくらいは見積もっておいた方が良いかなと考えています。

かくいう私も、業者の一つなわけなのでこういうのもアレですが、成果に自信があるところほど安請け負いはしたくないと考えるのが自然です。
自信を持って提供するからこそ金額も安くはしたくないわけですね。(成果が出るならお客さんも継続してくれるので、安く請け負う理由がないのです)

ただ、先ほど申し上げましたが、継続的なSEO対策に限った話で言えば、保険診療のクリニックの規模を考えると高くても50万円程度まで、それ以上は規模から考えるとちょっと高すぎるかなとは個人的には感じます。

色々言っていますが、あくまで私が専門家として考える中での一意見ではあるので、参考程度に考えていただければ幸いです。

業者選びのポイント②医療広告ガイドラインに理解のある先が良い(経験のある先が良い)

あと、業者選びのポイントとしては、医療広告ガイドラインに理解のある先(経験のある先)が良いと思います。
特にフリーランスなどの場合は、他の業界のSEO対策はやったことあるけど医療業界はやったことないですみたいな方はいるかと思いますが、クリニックのSEO対策を行っていく上では医療広告ガイドラインへの理解は不可欠なので、ここは業者を選ぶ上ではこの理解については先方に確認しておいた方が良いです。

SEO対策を外注すると言っても、最終的な医療広告ガイドラインに抵触していた際に指摘を受けるなどの責任は、基本的にはクリニック側は負うことになりますので。
(参考:医療法における病院等の広告規制について

業者選びのポイント③どんなSEO対策をやってくれるか

業者選びのポイントの三つ目としては、「どんなSEO対策をやってくれるか」です。

例えばSEO対策が月額15万円で提供している先が3つあったとしたら、提供する内容は三者三様になることはザラにあるわけですね。

コンサルだけで15万円を取るところ、実際にコンテンツ作成まで含むところ(その中でもコンテンツは月に2本だけのところもあれば4本作成するところ)、コンテンツ制作に加えてMEO対策まで行ってくれるところ、、、と様々あるわけです。

そのため一律にSEO支援サービス15万円と言っても中身は、全く別物になることは少なくないということです。

では、どんなサービスをしてくれるところを選べば良いのかですが、私の考えるところでは最低限以下のサービスを込みでやってくれるところを推奨したいです。

・アクセス解析(HPへのアクセスの分析など)
・キーワード選定、設計(どういうキーワードを狙っていくか)
・SEOコンテンツ制作(月最低2本、できれば4本以上)
・月1回の報告会(どういう方針で現在やっているのかなどを共有する場)

色々ありますが、SEO対策をやる上では長い目で見て、記事などのコンテンツ制作は避けて通れないと考えているので、この辺りまでしっかりやってくれる業者が良いと考えます。
反対に、個人的な意見にはなりますが、コンサルだけなどは正直あまりオススメしないです。
もちろん良い業者もいると思うので、一律にダメというわけではないですが、理由としては冒頭に述べたように、言われたことをしっかり継続してやり続けることは困難だからです。
私自身も以前コンサルだけで関わっていた先などありますが、正直コンテンツ制作まで請け負う場合と比べると最終的な成果や結果をどうしても出しにくいと感じます。ある種関わり方が中途半端というか。

慣れないコンテンツ制作の継続は大変です。手を抜きたくなります。ただ手を抜けば抜くほど結果は遠ざかりますし、手を抜かなくても結果が出るとは言い切れない世界です。
例え昨今、人気のAIを使ったところで、SEOの勘所を押さえた質の高い文章を書くのは相応のスキルや技術が必要です。

ただコンテンツ制作までやってくれる先と言っても、AIでポン出しされただけの記事やコンテンツを量産するようなところもあると思いますのでこの辺りは注意が必要です。
もちろんAIで作られたコンテンツを悪いとは全く言いませんし、必要な部分で使うのは効果的だと思います。
ただ、ろくに内容を設計せずにAIに指示を行い、出力されたものの質を十分にチェックできないような先も中にはあるかもしれませんので、この辺りの管理体制は業者の方にも依頼する前にはしっかりと確認した方が良いかと思います。先述したように、広告ガイドラインのリスクなどもあるので。

まとめ

以上、クリニックにおけるSEO対策は外注すべきかどうかについてお話ししてきました。
色々お話ししてきましたが、クリニックのSEO対策を専門にしている私としての考えによる部分は大きいのでその点を踏まえて参考にしていただければ幸いです。

クリニックWeb総合研究所では保険診療のクリニックを専門にSEOを含めたWeb集患に関するご相談を承っております。
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執筆者
濱谷 洸旭
クリニックWeb総合研究所代表/株式会社trendPlus CEO

2017年にWeb広告事業にて独立。金融Webメディアを立ち上げ、開設から半年で月間18万PV達成。その後、個人事業から上場プライム企業に至るまで数十社のWeb集客を支援。多くのビッグワードで上位を獲得。2019年に法人化し、株式会社trendPlusを設立。
自身が中小企業診断士の資格を保有しており、専門的なWeb集客の面と総合的な経営面でのサポートができることを強みに持ち、とにかく「結果(成果)」にこだわる支援を行うことを重視している。
2026年に自身のこれまでの知識・経験を活かし、保険診療のクリニック集患に特化した支援サービスである「クリニックWeb総合研究所」を立ち上げる。