MEOSEOコラム

整形外科クリニックのWeb集患対策について解説|SEO・MEO・SNSガイド

By 2026年6月29日No Comments

こんにちは、クリニックWeb総合研究所代表の濱谷です。

弊社は保険診療のクリニックに特化したWeb集患支援を行っております。
今回はこれまでの知識、経験をもとに整形外科クリニックを営む方や担当者向けに、「整形外科のWeb集患対策」をテーマに解説していきます。

整形外科のWeb集患における固有特性

整形外科のWeb集患は、内科や皮膚科とは異なる独自の特性を持っています。まず、この特性を理解することが、すべての施策における出発点となります。

①競合環境と患者の検索行動の変化

整形外科のクリニックの数は全国的に多く、同一の診療圏内に複数の整形外科が存在する状況は珍しくありません。
さらに整形外科は、接骨院・整骨院・整体院ともWeb上で「腰痛」「膝痛」「肩こり」のキーワードを争う独特の競合構造を持っています。
検索結果で整形外科のページが接骨院のページより下に表示されていれば、患者さんは整形外科の存在に気づかないまま接骨院を選ぶ可能性もあります。

患者さんの情報収集の流れは、おおむね以下のパターンに整理できます。

Step1.検索:Google検索で「○○市 整形外科」「腰痛 ○○区」等と入力、またはGoogleマップで「整形外科」を検索

Step2.比較:表示された複数のクリニックの口コミ評価(星の数とコメント内容)を比較

Step3.確認:候補を絞ったクリニックのHPを開き、対応疾患、設備、リハビリの内容、院長の経歴等を確認。Instagramがあれば院内の雰囲気もチェック

Step4.来院決定:「ここなら安心」と判断したら電話またはWeb予約

このプロセスのどのステップでも自院が脱落しないよう、検索結果での可視性(SEO・MEO)、口コミの質と量、HPの情報充実度、SNSでの雰囲気発信を一貫して整備する必要があります。

高齢の患者さんの場合は、ご本人ではなく家族(子供世代・40〜60代)がスマートフォンで代わりに検索して来院先を選ぶケースも増えています。
「親の膝が痛いのだけど、どの整形外科がいいか」と検索する家族が見たとき、HPの情報量が少ないクリニックは候補から外れてしまう可能性があります。

②整形外科特有の集患構造:三軸モデル

整形外科は「急性外傷」「慢性疼痛」「リハビリ通院」という3つの集患軸を持っています。
この三軸を意識してWeb施策を設計できると、新患獲得から継続通院(リテンション)まで一貫した導線が構築できます。

第1軸:急性外傷(骨折・捻挫・ぎっくり腰等)

「今すぐ診てほしい」という緊急ニーズです。
CVR(来院率)が高く、リスティング広告や「ぎっくり腰 すぐ ○○市」のような即受診キーワードへの対策が効果的です。
急性外傷で来院した患者さんは、リハビリ通院への移行でかかりつけ化するチャンスがあります。

第2軸:慢性疼痛(腰痛・膝痛・肩こり・五十肩等)

慢性的な痛みを抱える患者さんは、かかりつけ化のチャンスが大きい層です。
症状別の解説ページを充実させ、「この症状なら当院で対応できます」と伝えるコンテンツが集患に直結します。

第3軸:リハビリ通院

整形外科で継続通院の中心になるのはリハビリテーションです。
週1〜3回の通院を数ヶ月にわたって続けるリハビリ患者さんは、内科の慢性疾患患者と同等かそれ以上のLTV(患者生涯価値)をもたらします。
リハビリの質が口コミ評価に直結し、口コミの蓄積がGoogleマップでの評価を押し上げ、それが新患獲得につながるという好循環を生みます。この好循環の構造は、後半の「リハビリ部門の充実がWeb集患の好循環を生む」セクションで詳しく解説します。

SEO対策:Web検索にて上位表示を狙うための対策

SEO対策は、一言で言えば自院のホームページ(HP)をインターネットの検索結果上で上位表示させていくための対策になります。SEO対策においては、狙っていくキーワードに対応したページやHPを作り込んでいくことで患者に自院を見つけてもらいやすくしていきます。

まず、整形外科の疾患・症状を大きく5つのカテゴリに体系化し、狙っていきたい各カテゴリの主要キーワード・特徴を整理します。

整形外科で狙うべきキーワード5カテゴリ

カテゴリキーワード例集患直結度競合度特徴と対策のポイント
地域名系○○市 整形外科
○○駅 整形外科 リハビリ
最優先。SEOとMEOの両方で対策。GBPの最適化が特に重要。
症状系腰痛 病院 ○○市
膝が痛い ○○区
ぎっくり腰 すぐ診てくれる
中〜高即受診ニーズ。
日常的な痛みの表現をページに含める。
接骨院・整体とも競合する。
部位系肩 痛み 原因
手首 骨折 治療
足首 捻挫 治し方
潜在層へのリーチ。
部位ごとの症状解説ページで情報検索段階の患者にアプローチ。
治療法系ブロック注射 整形外科
ヒアルロン酸注射 膝
トリガーポイント注射
低〜中治療法を調べている患者に対応。
専門性の訴求にも有効。
競合が比較的少ない穴場。
リハビリ系リハビリ 整形外科 ○○市
運動器リハビリ 通いやすい
理学療法士 ○○区
差別化に直結。
対策している整形外科がまだ少なく、早期に着手する価値が高い。

整形外科で優先的に狙っていきたい具体的な6つのキーワード例

①腰痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症:検索ボリュームが大きい主軸カテゴリ

キーワード例:

  • ○○市 腰痛、○○区 腰 痛い 整形外科
  • ○○駅 ぎっくり腰、椎間板ヘルニア 治療 ○○市
  • 脊柱管狭窄症 ○○区、坐骨神経痛 ○○駅

優先度:★★★(全整形外科が対策すべき基本キーワード)

整形外科で検索ボリュームが大きいカテゴリです。
急性の腰痛(ぎっくり腰)は即日来院に直結しCVR(来院率)が高い一方、慢性の腰痛(ヘルニア・狭窄症)はリハビリによる継続通院でLTV(1人の患者がもたらす総価値・利益)が高くなります。
整形外科を検索する患者さんの多くは「腰が痛い ○○市」「膝 痛い ○○区」「肩 上がらない ○○駅」のように、自分が感じている「痛み」と「部位」で検索し、「椎間板ヘルニア」「変形性膝関節症」といった疾患名を知っている患者さんは少数派です。
そのため、「腰が痛い」「ぎっくり腰」等の日常表現と「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」等の医学用語の両方をページ内(コンテンツ内)に含め、幅広い検索に対応することがポイントです。

②膝痛・変形性膝関節症:高齢者の主要来院動機

キーワード例:

  • ○○市 膝 痛い、○○区 膝痛 整形外科
  • 変形性膝関節症 治療 ○○駅
  • 膝 ヒアルロン酸注射 ○○市

優先度:★★★(高齢者集患+リハビリかかりつけ化の重要カテゴリ)

高齢化に伴い患者数が増加中のカテゴリです。ヒアルロン酸注射は定期通院が必要なため、かかりつけ化に繋がります。リハビリとの組み合わせ(注射+運動療法)で継続通院が見込めるLTV(1人の患者がもたらす総価値・利益)の高い患者層です。

③肩こり・五十肩(肩関節周囲炎)・腱板損傷

キーワード例:

  • ○○市 五十肩、肩 上がらない ○○区
  • 肩こり ひどい 整形外科 ○○駅
  • 腱板損傷 ○○市 治療

優先度:★★☆(「肩こりも整形外科で」の啓発がCVRを上げるカテゴリ)

「肩こりで整形外科に行ってもいいのか?」と迷う患者さんが多い領域です。
「肩こりの原因には頸椎の異常や肩関節の疾患が隠れていることもあります。まずは整形外科で画像検査を行い、原因を特定しましょう」といった啓発コンテンツが来院動機を喚起します。
五十肩のリハビリについては3〜6ヶ月の継続通院が一般的であり、LTVの高いカテゴリです。

④骨折・捻挫・スポーツ外傷:急性期の即来院キーワード

キーワード例:

  • ○○市 骨折 整形外科、○○区 捻挫
  • スポーツ 怪我 ○○駅 整形外科
  • 突き指 整形外科 ○○市
  • 交通事故 整形外科 ○○区
  • 労災 整形外科 ○○市

優先度:★★☆(CVR高+スポーツ整形・労災対応で差別化可能)

緊急度が高く、即日来院に直結するCVR(来院率)の高いキーワード群です。
スポーツ整形への対応や、労災・交通事故対応を明記すると、専門的な患者層を取り込めます。スポーツ外傷は若年層にもリーチできるキーワードであり、家族ぐるみのかかりつけ化のきっかけにもなります。

⑤骨粗鬆症・ロコモティブシンドローム:高齢者の予防医療キーワード

キーワード例:

  • ○○市 骨粗鬆症 検査、骨密度検査 ○○区
  • 骨粗鬆症 治療 ○○駅
  • ロコモ 予防 ○○市 整形外科

優先度:★★☆(高齢化で需要増+検査設備での差別化+比較的競合が少ない)

骨密度検査(DEXA法)の設備がある場合は、差別化キーワードになります。
健診での骨密度異常→精密検査→治療→継続通院という導線は、整形外科版の「健診フォロー」として機能します。
骨粗鬆症治療は長期投薬+定期検査のため、かかりつけ化によるLTVが高い領域です。
このキーワードに対応したページを持つ整形外科はまだそれほど多いわけでもないため、早期に作成する価値があります。

カテゴリ代表的なキーワード優先度季節性特徴
①腰痛腰痛、ぎっくり腰、ヘルニア、狭窄症★★★通年(年末に増加)検索ボリューム大。急性×慢性の両面
②膝痛膝 痛い、変形性膝関節症、ヒアルロン酸★★★通年高齢者集患。注射+リハビリでLTV高
③肩五十肩、肩 上がらない、腱板損傷★★☆通年「肩こりも整形で」の啓発が有効
④骨折・外傷骨折、捻挫、スポーツ外傷★★☆冬・夏に増加CVR高。スポーツ整形が差別化
⑤骨粗鬆症骨粗鬆症、骨密度検査、ロコモ★★☆通年DEXA設備で差別化。穴場KW

⑥(補足)MRIなどの検査設備を持っている場合:差別化ワード

整形外科は他の診療科と比較して検査機器の種類が多く、設備の充実度が患者さんのクリニック選定に大きく影響します。

検査設備普及率差別化効果SEOで狙えるキーワード例Webでの訴求ポイント
レントゲンほぼ全院低(差別化にならない)(単独では弱い)基本設備として記載するが差別化には使いにくい
MRI一部のクリニック「MRI 即日 整形外科 ○○市」「MRI 整形外科 ○○区」「院内でMRI撮影→当日中に結果説明」が強力な訴求。他院紹介なしで完結する利便性
超音波エコー増加中中〜高「エコーガイド下注射 ○○市」「エコーで患部を確認しながら正確に注射」。被ばくがない点も訴求材料
骨密度検査(DEXA法)一部高(高齢者向け)「骨密度検査 ○○市」「骨粗鬆症 検査 ○○区」腰椎と大腿骨の骨密度を精度高く測定。健診フォローの入口にもなる
体外衝撃波治療器少数高(ニッチだが差別化大)「体外衝撃波 ○○市 整形外科」足底腱膜炎・テニス肘等の難治性疼痛への対応。導入クリニックが少なく競合極小

検査設備をWeb上で活用する方法は2つあります。
ひとつは「設備紹介ページ」として各検査機器の写真+「何を調べる検査か」の患者向け解説を作成すること。
もうひとつは各症状別ページ内で「当院では○○の検査に対応しています」と記載し、設備の存在を集患に繋げることです。
設備がある事実を隠してしまっているHPが多く、掲載するだけで差別化につながります。

具体的なSEOコンテンツページの内容構成について

整形外科のHPは「患者さんが来院を決めるための判断材料」として機能します。
必要な情報が揃っていなければ、検索で見つかっても来院先として選ばれません。ここでは各コンテンツ要素について、なぜ必要か、具体的にどう記載するかを解説します。

こちらでは整形外科特有のコンテンツについて記載しております。
整形外科に限らず作成しておきたいコンテンツはこちらに記載しております。

参考:保険診療HPのページ構成と掲載すべき内容について

① 対応疾患・症状の個別ページ

腰痛、膝痛、肩こり・五十肩、骨折、捻挫、スポーツ外傷、交通事故等の症状・疾患ごとに個別ページを作成していきます。
「対応疾患」を1ページにまとめて箇条書きで羅列しているHPが多いですが、これではSEO効果もユーザー体験も不十分です。

各症状・疾患のページは以下の構成が推奨されます。


  1. 痛みの部位と症状の説明:「こんな痛みはありませんか?」のチェックリスト形式で自分事化を促す。「階段の上り下りで膝が痛む」「朝起きたときに腰が固まっている」等の具体的な日常シーン
  2. 考えられる原因(疾患候補):腰痛なら「筋肉性の腰痛」「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「圧迫骨折」等の可能性を、患者さんに分かりやすい表現で解説
  3. 放置するとどうなるか:「腰痛を放置すると、足のしびれや歩行困難に進行するケースがあります」等。整形外科の痛みは放置で悪化・慢性化しやすく、この情報が来院動機の喚起に効果的
  4. 受診の目安チェックリスト:「安静にしても痛みが引かない(3日以上)」「しびれや感覚の異常がある」「痛みで夜眠れない」等の具体的な基準を提示
  5. 当院での検査・診断:レントゲン、MRI、エコー等の対応可否を明記。「○○の検査で痛みの原因を特定します」と検査の目的を記載
  6. 治療法の選択肢:保存療法(薬物療法・注射・リハビリ)→手術の順で段階的に説明。「まずは保存療法から始め、改善が見られない場合に手術を検討します」のように、患者さんの不安を軽減する段階的な記載
  7. リハビリの流れ:「当院ではリハビリを通じた改善を目指します」とリハビリ紹介ページへ誘導。通院頻度と期間の目安も併記
  8. 費用の目安:初診(保険3割負担で約○円)、リハビリ(1回約○円)の概算。「目安であり個人差があります」の注記を必ず併記
  9. FAQ:「この症状で整形外科に行ってもいいですか?」「整形外科と接骨院はどう違いますか?」等の3〜5問。FAQSchema構造化データを実装

各ページ内で「整形外科でしかできないこと」を明記することが効果的です。

「画像診断で痛みの原因を特定できます」
「消炎鎮痛剤やブロック注射で痛みを抑えることが可能です」
「理学療法士によるリハビリで機能回復を目指します」など、
これらは接骨院や整体にはない、医療機関としての整形外科の強みであり、各ページに自然に織り込むことで接骨院との差別化が各ページ単位で実現します。

②リハビリテーション紹介ページ

リハビリは整形外科のかかりつけ化においては非常に重要な要素ですが、クリニックのHPにてリハビリの情報が薄いクリニックは少なくありません。以下の項目を明確に記載しましょう。


  • リハビリの種類と内容:運動療法(理学療法士によるマンツーマン指導)と物理療法(電気治療・温熱治療・牽引等)の違いと各々の内容を解説
  • 理学療法士の紹介:人数、経歴、得意分野、顔写真。「この人にリハビリを担当してもらいたい」と思ってもらえる情報を載せる
  • 通院頻度と期間の目安:疾患別の標準的な通院パターンを記載(例:「五十肩のリハビリは週2回×3〜6ヶ月が一般的な目安です」)
  • 1回あたりの所要時間と費用:「運動療法は1回20〜40分、保険3割負担で約500〜1,500円程度が目安です」(個人差がある旨併記)
  • リハビリ室の写真:広さ、設備、雰囲気が一目で分かる写真を複数枚
  • 予約方法と待ち時間の目安:完全予約制かどうか、予約方法(電話・Web・LINE)、待ち時間の目安
  • 対応プログラム一覧:腰痛リハビリ、膝関節リハビリ、肩関節リハビリ、スポーツリハビリ、術後リハビリ等

【ポイント】 リハビリの内容・頻度・費用・担当者を「見える化」するコンテンツが、通院を迷っている患者さんの来院決定を後押しします。「何をされるか分からない」不安を解消することが、リハビリ患者の集患に直結します。

③設備紹介ページ

レントゲン(ほぼ全院に設置)に加え、以下の設備がある場合は積極的に掲載していきます。
設備の有無は患者さんが「この整形外科を選ぶ理由」の直接的な判断材料になります。

  • MRI:院内設置の場合は「院内でMRI撮影が可能です。当日中に結果をご説明します」と明記。大きな差別化要素
  • 超音波エコー:「エコーガイド下での注射治療に対応しています」等の付加価値訴求
  • 骨密度検査(DEXA法):「腰椎と大腿骨の骨密度を高精度で測定できます」
  • 物理療法機器:低周波治療器、超音波治療器、牽引装置等

各検査機器の写真を掲載し、「何を調べるための検査か」「患者さんにとってのメリット(痛みがない、短時間で終わる等)」を併記すると、安心感が高まります。

④ 交通事故・労災対応の案内ページ

交通事故や労災に対応できる場合は、独立したページを作成しておくことで独立した集患チャネルとして機能します。
「交通事故 整形外科 ○○市」「労災 整形外科 ○○区」などで検索する患者さんの取り込みが図れます。

記載しておきたい内容:対応可否、初回受診の流れ(自賠責保険・労災保険の手続き)、費用負担の仕組み(交通事故の場合は自賠責保険適用で患者負担なし等の案内)、診断書の発行対応。
また、手続きの流れを図解しておくことで、来院ハードルを下げることができます。

MEO・口コミ対策|整形外科がGoogleマップで選ばれるために

次にMEO対策についてです。
MEO対策は一言で言えば、Googleマップ上で自分のクリニックが上位表示されることを狙うための対策になります。

年々、Googleマップで評価の低いクリニックは避けて、評価の高いクリニックを選ぶ人も増えており、Googleマップで上位表示されるかどうかが、新患獲得において大変重要な要素となっています。
整形外科に限らずではありますが、MEO対策はSEO対策と同じく大変重要なWeb集患対策です。

GBP最適化のポイント(整形外科特有の設定)

GBP(Googleビジネスプロフィール)のメインカテゴリを「整形外科医」に設定し、必要に応じて追加カテゴリで「リハビリセンター」「スポーツ医学」等を登録します。(追加カテゴリについては必須ではありませんので、あくまで実態に則した設定が必要です)

整形外科特有の最適化ポイント:

  • サービス登録:リハビリテーション(運動療法・物理療法)、MRI検査、骨密度検査、ヒアルロン酸注射、ブロック注射、スポーツ整形、労災対応、交通事故対応等を具体的に登録
  • 写真:リハビリ室(広さと設備が分かる写真)、検査機器(MRI・エコー等)、院内のバリアフリー設備の写真などを可能であれば20枚以上登録
  • 投稿機能:腰痛予防体操、転倒予防情報、ストレッチ方法等の健康啓発コンテンツをできれば週1回以上投稿
  • 診療時間:リハビリの受付時間が診察時間と異なる場合は明記。土曜診療の有無は就労世代の選定基準の1つとなる

口コミ対策:整形外科で多い不満パターンと根本対策

整形外科の口コミには、リハビリの運用に起因する固有の不満パターンがあります。

【参考】整形外科で多い口コミの不満パターンと根本対策

不満パターン患者の声の例なぜ起きるか根本対策
①リハビリの待ち時間「リハビリで毎回30分以上待つ」「予約したのに全然呼ばれない」リハビリ患者数に対して理学療法士が不足している、
または予約制が形骸化している
リハビリ完全予約制の導入と運用の徹底。枠数の見直し(1枠あたりの対応人数を適正化)。
待ち時間がなくなるだけで患者満足度が大きく変わるため、口コミ改善に直結する施策
②「レントゲン撮って湿布だけ」「3分で終わった」
「湿布と痛み止めをもらっただけ」
「結局何が原因か分からなかった」
初回の治療計画説明が不十分。
患者が「何のために通院するか」「今後どうなるか」を理解していない
初回に治療の全体像を説明する時間を確保する。
「まず検査で原因を特定します。その結果を見て、リハビリが必要か、注射が有効か、お薬だけで様子を見るか、をご一緒に決めましょう」と今後の見通しを示す。
画像をモニターで見せながら説明すると「きちんと診てもらえた」という印象が残る
③リハビリ担当が毎回変わる「毎回違う人で、前回の経過を把握してもらえない」
「同じ説明を毎回しなければならない」
シフトの都合で担当が固定されていない。
または引き継ぎが不十分
可能な範囲で担当固定制を導入する。
完全固定が難しい場合は「主担当+副担当」の2名体制にし、カルテの引き継ぎを徹底する。
患者さんに対しては「前回の記録を確認してから始めますね」と声かけするだけでも印象が変わる
④設備が古い印象「建物が古くて不安」
「検査機器が古そうに見えた」
院内の写真がHPやGBPに掲載されておらず実態が伝わっていない。
または口コミを見た潜在患者が来院前に不安を感じている
検査機器・リハビリ設備の写真をGBPとHPに定期的に掲載する。
実際に設備が充実しているなら写真を見せるだけで解消する。
設備更新時にはGBP投稿+HP更新+Instagram投稿で「新しい○○を導入しました」と積極的に発信
⑤説明が一方的「質問しにくい雰囲気だった」
「聞きたいことがあったが聞けなかった」
診察時間が短く、患者が質問するタイミングがない。
医師が話を切り上げてしまう
診察の最後に「何かご質問はありますか?」と必ず聞く。
聞けなかった場合はリハビリ時に理学療法士に質問できる旨を案内する。
質問しやすい雰囲気づくりが口コミにも影響される

待ち時間の削減は患者満足度と口コミ評価の両方に直結します。
口コミ返信時は疾患名・治療内容への言及を避け、感謝と改善姿勢を示す返信をできれば2日以内に行うようにしましょう。

→ 参考:クリニックのGoogleビジネスプロフィール登録・MEO対策ガイド保険診療クリニックの口コミ対策

Instagram運用|整形外科のWeb集患チャネル拡大

SEO・MEOに加え、SNS(Instagram・LINE)も活用して集患力の向上を図ります。
整形外科のInstagramについては新患を直接獲得するチャネルではなく、検索やマップで見つけた患者さんに「この整形外科は設備もスタッフも充実していそう」と安心感を与え、来院の背中を押す信頼構築装置としての役割の面が大きいです。

Instagram:整形外科に効果的な投稿コンテンツ例

① 予防体操・ストレッチのリール動画

整形外科のInstagramで高い効果が期待されるコンテンツの1つです。
「腰痛予防の30秒ストレッチ」「膝の痛みを和らげるエクササイズ」「デスクワーク中にできる肩こり解消法」等のリール動画は保存・シェアされやすく、フォロワーの自然増加にも繋がりやすいです。

投稿のコツ一例:

  • 理学療法士が実演・解説する形式が信頼感を高める。「○○クリニックの理学療法士△△です」と自己紹介から始めるとE-E-A-Tの訴求にもなる
  • 1本30〜60秒に収める。長すぎると離脱に繋がりやすい
  • テロップ(字幕)を入れると音声なしでも内容が伝わり、視聴完了率を上げやすい
  • 「このストレッチを毎日やってみてください」と行動を促すことで保存率の向上を図る

② 院内の雰囲気・設備紹介

検索で自院を見つけた患者さんが「ここに行って大丈夫か」を判断するための情報です。
院内の雰囲気が事前にわかることで、来院前の安心感につながります。

  • リハビリ室の広さと清潔感が伝わる写真・動画。「広いリハビリ室で○台の機器を備えています」の説明
  • 検査機器の紹介(「この機械で何を調べるか」の解説付き)。MRIやエコーの写真は「検査が充実している整形外科」の印象を与える
  • スタッフの自然な雰囲気。受付スタッフの対応風景やリハビリ中の様子(撮影同意が必要)。無理に作った笑顔よりも日常の自然なカットが効果的
  • バリアフリー設備の紹介。「車椅子の方もお気軽にお越しください」の案内と合わせて投稿

③ 季節の健康情報・予防啓発

Instagramのフォロワーに対してお役立ち情報を提供し、自院のアカウントをフォローすることのメリットを感じてもらい信頼感の構築を促す。

投稿例:

  • 1〜3月:「冬の転倒予防のポイント」「凍結路面の歩き方」
  • 4〜5月:「新生活でスポーツを始める方へ。怪我予防のストレッチ」
  • 6〜8月:「夏のスポーツ外傷の応急処置」「子供の怪我で受診すべき目安」
  • 9〜10月:「マラソンシーズンの膝痛予防」「ランニング前のウォーミングアップ」
  • 11〜12月:「大掃除で腰を痛めないコツ」「年末年始の診療案内」

④ 院長・理学療法士の紹介

「この先生はどんな人か」「リハビリスタッフはどんな人か」が分かるコンテンツは、先生やスタッフへの安心感や親近感に繋がり、来院ハードルを下げる効果が期待できます。
自己紹介投稿、趣味や休日の過ごし方、「なぜ整形外科(理学療法士)を選んだか」等のパーソナルな内容も効果的です。

投稿頻度の目安

時期推奨頻度投稿の主軸
通常期週1〜2回予防体操リール+院内紹介+スタッフ紹介をバランスよく
季節イベント期(マラソン大会前、冬の転倒予防等)週2〜3回季節テーマの投稿を増やす。地域のイベントに合わせたタイムリーな発信

無理に毎日投稿する必要はありません。
質を維持できる頻度で継続することのほうが重要です。
数ヶ月間更新が止まったアカウントは「このクリニックは大丈夫か」と不安を与えるため、週1回、難しければ月1〜2回でも継続的に投稿し続ける体制を整えておくことが望ましいです。

投稿で避けるべきこと(医療広告ガイドライン)

  • 「痛みが治ります」「元通りになります」等の効果保証表現
  • 「地域一番のリハビリ」等の比較優良広告
  • 患者の体験談をそのまま投稿すること(限定解除要件を満たさない場合)
  • 術前・術後のビフォーアフター写真(限定解除要件を満たさない場合)

整形外科のInstagramは「症例写真で直接集患する」ような派手な美容クリニック型ではなく、「リハビリ動画と院内の雰囲気で信頼を積み上げ、検索経由の患者さんに安心感を与える」信頼構築型であることを理解した運用が重要です。

よくある質問(FAQ)

Q1: 整形外科でもSEO対策は効果がありますか?

A: 効果があります。例えば「腰痛+地域名」「膝 痛い+地域名」で検索結果にて上位表示できれば、痛みを抱えた患者さんを日々の広告費をかけることなく獲得することができます。特にリハビリ患者の継続通院(LTV)を考えると、Web集患の投資対効果は高い施策です。

Q3: 接骨院・整骨院との差別化をWeb上でどう行えばいいですか?

A: 「整形外科 接骨院 違い」ページを作成し、整形外科でしかできないこと(画像診断・投薬・注射・手術・保険での検査)を客観的に説明することも方法の1つです。接骨院を否定するのではなく、患者さんが症状に応じて適切な受診先を選べるような情報提供が効果的です。

Q3: リハビリの情報はWebに載せるべきですか?

A: 載せることをお勧めします。リハビリは整形外科のかかりつけ化の核心とも言える部分です。内容・頻度・期間・費用目安・理学療法士の紹介・予約方法を明記することで、「このクリニックでリハビリを受けたい」という来院決定を後押しします。リハビリの見える化が他院との差別化要素の一つとなります。

Q4: 整形外科の口コミで多い不満は何ですか?

A: ①リハビリの待ち時間 ②「レントゲン撮って湿布だけ」という印象 ③リハビリ担当が毎回変わる ④設備が古い印象、の4パターンが多い傾向です。

おわりに

以上、整形外科のクリニックにおけるWeb集患戦略について解説してきました。
弊社では整形外科のクリニック向け、Web集患支援サービスを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

執筆者
濱谷 洸旭
クリニックWeb総合研究所代表/株式会社trendPlus CEO

同志社大学卒。2017年にWeb広告事業にて独立。金融Webメディアを立ち上げ、開設から半年で月間18万PV達成。その後、個人事業から上場プライム企業に至るまで数十社のWeb集客を支援。多くのビッグワードで上位を獲得。2019年に法人化し、株式会社trendPlusを設立。
自身が中小企業診断士の資格を保有しており、専門的なWeb集客の面と総合的な経営面でのサポートができることを強みに持ち、とにかく「結果(成果)」にこだわる支援を行うことを重視している。
2026年に自身のこれまでの知識・経験を活かし、保険診療のクリニック集患に特化した支援サービスである「クリニックWeb総合研究所」を立ち上げる。